京都・着物関連用語集
カテゴリー:京都名物

音羽の滝(おとわのたき)

音羽の滝(おとわのたき)とは、京都市東山区の清水寺境内にある湧き水で、古くから「延命水(えんめいすい)」と呼ばれ、飲むと願いが叶うとされる霊験あらたかな名水です。清水寺の名の由来ともなった滝で、本堂の「清水の舞台」の下に位置し、多くの参拝者が訪れるスポットです。

音羽の滝の特徴

・清水寺の名前の由来

「清水寺」は、この音羽の滝の清らかな水にちなんで名付けられたと言われています。

・3つに分かれた滝の流れ

音羽の滝は3本の流れに分かれており、それぞれ異なるご利益があるとされています。

・飲むことで願いが叶うとされる

柄杓(ひしゃく)を使って水をいただくことで、運気が上がると信じられています。

3つの流れとご利益

1. 学業成就(中央)

  • 問や知恵を授かるとされ、受験生や学生に人気。

2. 恋愛成就(向かって右側)

  • 良縁に恵まれるとされ、恋愛や結婚の願い事をする人が多い。

3. 健康・長寿(向かって左側)

  • 健康や長寿を願う参拝者に好まれる。

参拝の際の注意点

  • 3つの流れすべてを飲むのは欲張りすぎとされ、1つに絞るのがよいとされています。
  • 滝の水は清らかであり、飲む際には感謝の気持ちを込めることが大切です。

アクセス

  • 市バス「五条坂」または「清水道」下車、徒歩約10分
  • 京阪電車「清水五条駅」から徒歩約20分

音羽の滝は、清水寺参拝の際にぜひ立ち寄りたい名所のひとつです。澄んだ水に手を合わせながら、自分に必要なご利益を願ってみてはいかがでしょうか。

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