京都・着物関連用語集
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北野天満宮(きたのてんまんぐう)

北野天満宮(きたのてんまんぐう)は、京都市上京区にある神社で、学問の神様・菅原道真をまつっています。全国に約1万2千社ある天満宮の総本社で、学業成就や合格祈願のために多くの受験生や学生が訪れます。

特徴

・学問の神様

菅原道真は平安時代の学者であり、漢詩や書にも秀でた才能を持っていました。無実の罪で太宰府に左遷されましたが、死後にその霊を鎮めるために創建されたのが北野天満宮です。受験生や学問向上を願う人々からの信仰が厚い神社です。

・梅の名所

境内には約1,500本の梅の木が植えられています。道真が梅をこよなく愛したことに由来し、毎年2月~3月には紅白の梅が美しく咲き誇ります。

・「撫で牛」に願掛け

境内には道真の使いとされる牛の像が多数あり、「撫で牛」として親しまれています。特に頭をなでると知恵を授かるとされ、受験生に人気です。

年間行事と見どころ

・初詣と受験シーズン(1月~2月):合格祈願の絵馬が多く奉納され、受験生でにぎわう
・梅花祭(2月25日):道真の命日にあわせて行われ、境内で野点(のだて)茶会が開かれる
・天神市(天神さん)(毎月25日):骨董品や雑貨を扱う露店が並び、京都の風情を感じられる市が開催される
・紅葉の名所(11月):境内のもみじ苑が赤や黄色に色づき、美しい風景が広がる

学問のご利益に加え、梅や紅葉など四季の自然も楽しめる神社です。

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