

京都・着物関連用語集
カテゴリー:京都名物
おばんざい
おばんざいとは、京都の家庭で古くから受け継がれてきた日常的なおかずのことです。素材の味を大切にしながら、旬の食材や乾物を活かし、シンプルな調理法で仕上げるのが特徴です。京都の町家で親しまれてきた家庭料理ですが、現在では飲食店でも提供され、観光客にも人気があります。
おばんざいの特徴
・素材の味を活かす薄味仕立て
昆布や鰹節を使った出汁をしっかり取ることで、薄味でも旨みのある味わいに仕上げます。京都の料理は味付けが控えめと言われますが、それは素材本来の美味しさを引き出すための工夫です。
・旬の食材や保存食を活用
野菜や豆類、乾物などを上手に取り入れ、無駄を出さないのがおばんざいの特徴です。京都は海から遠いため、新鮮な魚が手に入りにくく、昔から乾物や野菜を中心とした食文化が発展してきました。
・素朴ながら奥深い味わい
おばんざいは、家庭ごとに味付けやレシピが少しずつ異なり、同じ料理でも作る人によって風味が変わります。そのため、どこか懐かしさを感じる温かみのある味わいが魅力です。
代表的なおばんざい
- ひじきの煮物:ひじき、人参、油揚げを甘辛く煮た定番のおかず。
- おからの炒り煮(卯の花):大豆の搾りかすを使った栄養豊富な一品。
- 万願寺とうがらしの焼き浸し:京都特産のとうがらしを焼いて出汁に浸したもの。
- 賀茂なすの田楽:京都の伝統野菜・賀茂なすに甘味噌をのせた料理。
- 炊き合わせ:里芋や人参、椎茸などをじっくり炊いた煮物。
おばんざいの魅力
おばんざいは、京都の家庭の知恵が詰まった料理であり、栄養バランスが良く、健康的な食事としても注目されています。最近では、町家を改装した食堂や専門店でも提供され、少しずつ味わえる「おばんざい定食」も人気です。京都の食文化を感じる一品として、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか。
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