京都・着物関連用語集
カテゴリー:京都名所

六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)

六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)は、京都市東山区にある真言宗智山派の寺院で、平安時代中期に空也上人(くうやしょうにん)によって創建されました。古くから「六道の辻」と呼ばれる場所にあり、冥界への入り口と信じられてきたことから、極楽往生を願う人々の信仰を集めてきました。

特徴

・空也上人立像

本堂には、六波羅蜜寺の開祖・空也上人が念仏を唱えながら歩く姿を表した「空也上人立像」が安置されています。口から6体の阿弥陀仏が現れる独特の造形で有名です。

・平清盛ゆかりの寺

平安時代末期には平家の拠点となり、平清盛もここに邸宅を構えていました。境内には、清盛の塚や一族の供養塔があります。

・六道まいり

毎年8月には「六道まいり」が行われ、亡くなった先祖の霊を迎えるために多くの参拝者が訪れます。

見どころ

  • 歴史ある仏像や文化財を鑑賞できる宝物館
  • 境内の静かな雰囲気の中で、平家の歴史を感じることができる場所

京都の歴史や信仰の深さを感じられるお寺で、観光だけでなく厄除けや先祖供養の場としても親しまれています。

カテゴリー

着物用語集一覧