京都・着物関連用語集
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襦袢(じゅばん)

襦袢(じゅばん)とは、着物の下に着る和装用の下着のことです。着物を汚れから守り、肌触りをよくする役割があります。直接肌に触れるため、吸湿性や着心地の良さが求められます。

襦袢の種類

  • 長襦袢(ながじゅばん):着物の形に近い丈の長い襦袢で、主にフォーマルな場面や本格的な和装の際に着用される。
  • 半襦袢(はんじゅばん):上半身のみの短い襦袢で、裾よけ(スカート状の和装下着)と合わせて着ることが多い。
  • 肌襦袢(はだじゅばん):直接肌に触れるインナーで、Tシャツのような役割を持つ。汗を吸い取り、長襦袢を清潔に保つ。

襦袢の役割

  • 汗や皮脂から着物を守る(着物は洗いにくいため、襦袢で汚れを防ぐ)
  • 着物の着姿を美しく整える(長襦袢の衿が、着物の衿元をきれいに見せる)
  • 保温・通気性を調整する(夏は涼しく、冬は暖かい素材を選ぶことで快適に)

襦袢は、見えない部分ながら着物を快適に着こなすために欠かせないアイテムです。

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