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高台寺(こうだいじ)

高台寺(こうだいじ)は、京都府京都市東山区にある臨済宗建仁寺派の寺院で、豊臣秀吉の正室・北政所(ねね/高台院)が秀吉の菩提を弔うために建立したことで知られています。

高台寺の特徴

1. 豊臣秀吉とねねゆかりの寺

  • 1606年(慶長11年)、北政所(ねね)が秀吉の死後に出家し、秀吉の菩提を弔うために創建。
  • ねねは晩年をこの寺で過ごし、のちに「高台院」という号を賜ったことから「高台寺」と名付けられました。

2. 美しい庭園

  • 小堀遠州による枯山水庭園や池泉回遊式庭園が有名。
  • 庭園には観月台、臥龍池(がりゅうち)、偃月池(えんげつち)などがあり、四季折々の美しい景色が楽しめます。

3. 高台寺蒔絵(まきえ)

  • 寺宝として、蒔絵(漆器に金銀粉で装飾を施す技法)を用いた豪華な調度品が多く残されています。
  • 「高台寺蒔絵」は日本を代表する漆芸の一つとして知られています。

4. ねねの道

  • 高台寺の前を通る石畳の道で、ねねが晩年歩いたとされる道。
  • 風情ある町並みが広がり、京都らしい景色が楽しめます。

5. 季節ごとの特別ライトアップ

  • 春の桜、秋の紅葉シーズンには夜間特別拝観が行われ、幻想的なライトアップが人気。
  • プロジェクションマッピングが施されることもあり、伝統と現代の融合を楽しめます。

所在地:京都府京都市東山区高台寺下河原町526
清水寺や八坂神社にも近く、京都観光の際にはぜひ訪れたい歴史ある名所です!

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