京都・着物関連用語集
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宇治茶(うじちゃ)

宇治茶(うじちゃ)とは、京都府宇治市を中心とする地域で生産される日本を代表する高級茶の一つです。特に、抹茶・玉露・煎茶の品質が高く、日本茶の中でも格式のあるブランドとして知られています。

宇治茶の特徴

  • 豊かな香りと旨み:宇治の気候や土壌、朝霧が立ち込める環境が、茶葉の香りや甘みを引き出す。
  • 手間をかけた製法:伝統的な「覆下栽培(おおいしたさいばい)」により、玉露や抹茶の甘みと旨みが強調される。
  • 歴史と伝統:室町時代から茶の名産地として知られ、千利休らの茶道文化とも深く関わる。

主な宇治茶の種類

  • 抹茶(まっちゃ):碾茶(てんちゃ)を石臼で挽いて粉末状にしたもの。茶道やスイーツにも使われる。
  • 玉露(ぎょくろ):収穫前に日光を遮る覆下栽培を行い、まろやかな甘みとうまみを引き出した高級茶。
  • 煎茶(せんちゃ):日本茶の代表的な種類。適度な渋みと爽やかな香りが特徴。
  • ほうじ茶(ほうじちゃ):煎茶や茎茶を強火で焙煎したもの。香ばしく、カフェインが少ないため飲みやすい。

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