特集・コラム
清水寺へ行こう!
清水寺へ行こう!
①清水寺のご紹介
清水寺は京都の名だたる観光地のなかで最も人気のあるお寺のひとつです。
修学旅行や学校行事で一度は清水寺を訪れたことがある方も多いのではないでしょうか。
清水寺は京都市の東山区に位置し、古都京都の文化遺産として平成6年に世界遺産に登録されました。
今回は京都旅行で訪れるべき清水寺をご紹介いたします。
②清水寺をおすすめする理由
土地勘が無いと分かりにくいかもしれませんが京都は意外と広いです。
ゆったりと時間をかけられる旅行でしたら目的地まで急がず移動ができますが、限られたお時間のなかで京都旅行をできるだけ楽しみたいものです。
清水寺では歴史や文化、四季折々の自然を感じることができます。
周辺の街並は“ザ・京都”そのものです。
着物姿で楽しそうに観光する方が大勢いらっしゃいます。
参道では定番の八つ橋や限定のお菓子、七味唐辛子や清水焼、その他ノスタルジックな小物など…京都にまつわるお土産屋さんが立ち並びます。
フォトジェニックなカフェを巡る楽しさもあります。
まさに清水寺は京都旅行を楽しめる打ってつけの場所なのです。
また以前は工事のため建物ごと足場に覆われていましたが、2020年に覆いが外されました。
現在は見晴らしが良い清水の舞台を眺めることができるのも、これから清水寺に行くべき理由のひとつです。
③清水寺の概要
清水寺のご本尊は十一面千手観音菩薩で33年に一度公開される秘仏です。
清水寺の歴史は平安京が遷都される前にさかのぼります。
778年、音羽の滝で修行する行叡居士と、僧の賢心(のち改名して延鎮)が出逢いました。
賢心は行叡居士から託された霊木で観音様をお祀りしましたのが清水寺のはじまりです。
その後、賢心の教えに感銘した坂上田村麻呂が帰依して本堂を建て、ご本尊を安置しました。
お寺なので閉門時間がありますが、朝のお勤めがあるので朝6時から開きます。
日の出の刻、暗闇に沈む京都盆地が朝日に照らされ紫色にかわっていく様子が見えます。
または夕方は西の空が茜色に染まり太陽が沈んでいく様子を眺めることができます。
人々が極楽がある西方浄土を見いだして拝んでいたのも頷ける美しさです。
実は夕日を眺めることは日想観として修行の一つだそうです。
清水寺は自然と思いを馳せることができる場所なのです。
清水寺の行事
清水寺では年間を通して仏事や特別な行事が催されますが、こちらでは特に注目度が高い行事を取り上げたいと思います。
①夜間拝観
清水寺では春・夏・秋に夜間拝観が行われます。
桜や紅葉のライトアップも夜9時までされるので日没後ゆっくり清水寺を拝観することができます。
夜間拝観中、西の夜空に向かって真っ直ぐ伸びる青い光が確認できます。
この光は観音様の慈悲を現しているそうです。
夏の夜間拝観は宵まいりといい千日詣の期間になります。
千日詣とは一日の参拝で千日間お参りしたことになる有り難い期間です。
本堂のなかでご本尊を安置する場所を内陣と呼びます。
清水寺は更に内々陣までありますが、ご本尊の目の前まで参拝が可能な内内陣巡りも開催されます。
②成就院の特別公開
成就院は清水寺の塔頭です。月庭と呼ばれるお庭が春と秋(秋は夜間拝観も有り)に公開されます。
豊臣秀吉が寄進した着物の袖を思わせる「誰が袖手水鉢」が置かれています。
着物にまつわる風流なお庭を見逃せません。
③青龍会(せいりゅうえ)
龍を先頭にした行列が清水寺を出発し門前を練り歩きます。
秘仏公開を記念して2000年からはじまりました。
音羽山の滝と観音様と龍は同一だと考えられています。
また京都は東西南北それぞれの方角を青龍・白虎・朱雀・玄武という伝説の神獣が守護する言い伝えがありますが、京都の東の地で青龍の姿はご利益がありそうです。
④今年の漢字
毎年その一年を漢字一文字で表す年末の風物詩の発表は清水寺で行われます。
住職にあたる貫主が大筆を用いて和紙に書き上げる姿はテレビで中継されてニュースになります。
参拝者は書き上げられた大書の展示を見ることができます。
清水寺の巡りかた
①清水寺へのアクセス方法
清水寺へはバスを使って行くのが一般的です。
バス停五条坂で下車して五条坂をのぼります。
また五条坂の途中から、茶わん坂を通って清水寺の境内に入るルートがあります。
バス停清水道で下車した場合は清水道をのぼってください。
②清水寺の境内
清水寺に到着すると朱塗りの仁王門が見えますが、こちらが清水寺の正門になります。
あざやかな朱色をしているので赤門とも呼ばれています。
冬場はこの門の前に可憐な梅の花が咲きます。
境内には国宝や重要文化財に指定されてた建物が並びます。
普段ご本尊の観音様はご開帳されていませんが、通常でも本堂から参拝することができます。
御守りの授与や、ご朱印も本堂でいただけます。
③清水寺の舞台
伽藍の中でも「清水の舞台」が備わった本堂の存在感がひとしおです。
清水の舞台は懸崖作り(かけづくり)とよばれる工法で崖の上に建てられています。
釘をいっさい使わず柱と組合せた木材で支える造りには驚きます。
舞台なので能や舞などの芸能が奉納される場所でもあります。
下から見上げると組まれた柱の頑丈さに圧倒されます。崖下から清水の舞台までの高さはビル四階建てに相当します。
④ことわざ
「清水の舞台から飛び降りる」は必死の覚悟で臨むことの意味で使われます。
過去には文字通り願掛けのため実際に飛び降りが発生しました。
飛び降りる演出があった歌舞伎が話題なってしまい、明治政府によって飛び降り禁止令も出されました。以外にも崖下に生えている木に引っかかり助かったようですが、現在でも当然禁止です。
⑤子安の塔
清水寺の舞台から向かいに見える赤い塔は子安の塔です。
以前は清水寺の入り口に子安の塔が建っていました。
清水寺の参道には三年坂と呼ばれる有名な階段がありますが産寧坂とも表記されます。
こちらは子安の塔と安産にご利益がある泰産寺までの道のりでもありました。
諸説有りますが、お産が寧(やすら)かであるようにとの願いがこめられて、産寧坂と呼ばれるようになりました。
⑥音羽山の滝
清水寺が開かれた元になった滝は現在も途切れることなく流れ続けています。
三本の滝が流れるうち向かって左が学問成就、真ん中が恋愛成就、右が延命長寿にご利益があると言い伝えられています。
しかしお寺によると、どちらでも心願成就ができるようです。
滝に祀られているお不動様にお参りをしてから柄杓でんだ水を飲みましょう。
(現在は感染防止対策のため柄杓は置かれていません。)
⑦ 阿弖流為 ・ 母禮 の碑
坂上田村麻呂は征夷大将軍に任命され東北の蝦夷を討伐しに行く前にも清水寺に参拝をしています。
敵ながら見事に戦った 阿弖流為(アテルイ)と母禮(モレ)の助命を願い出ますが叶いませんでした。
現在ではアテルイとモレの碑が清水寺に建てられています。
よもやま話
清水寺から配られるポスターはスタイリッシュでHPも同様です。
清水寺HPhttps://www.kiyomizudera.or.jp
着物をレンタルして清水寺へ行こう
たくさん見所がある清水寺は今も昔も参拝者がたえません。
着物を着て撮った写真は、ひときわ輝く思い出になるでしょう。
清水寺の周辺では着物姿の方を大勢見かけます。
はじめの方でもレンタルで着物に挑戦しやすいと思います。
ご家族や仲良しの友達、グループまたはカップルで着物を楽しみたいとき、レンタル着物岡本には年代を問わず男女の着物を取り揃えておりますので是非みなさまのご利用をお待ちしております。
清水寺から最寄りの店舗のご案内
本店
茶わん坂から清水寺へすぐ行けます。
レンタルきもの岡本 本店〒605-0846 京都市東山区五条橋東六丁目546-8
電話番号 075-532-1320
清水寺店
その名の通り清水寺と目と鼻の先にあります。
レンタルきもの岡本 清水寺店〒605-0862 京都市東山区清水2丁目237-1-1
電話番号 075-525-7115
レンタルきもの岡本 本店
〒605-0846 京都市東山区五条橋東六丁目546-8
電話 075-532-1320 / FAX 075-533-8910
E-mail honten@okamoto-kimono.com
最寄り停留所:市バス 五条坂 停留所
レンタルきもの岡本 清水店
〒605-0862 京都市東山区清水2丁目237-1-1
電話 075-525-7115 / FAX 075-533-8960
E-mail kiyomizuzaka@okamoto-kimono.com
最寄り停留所:市バス 清水道 停留所前
レンタルきもの岡本 清水東山店
〒605-0855 京都市東山区辰巳町110-9
電話 075-533-8900 / FAX 075-533-8910
E-mail kiyomizuhigasiyama@okamoto-kimono.com
最寄り停留所:市バス 清水道 停留所前
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