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着物を着た時のQ&A特集

着物を着た時のQ&A特集

2021年02月27日

京都ではこの数年間で着物レンタルが当たり前になり、多くの方が旅行や観光、修学旅行や遠足などの思い出作りに着物を着られるようになりました。
着物に携わる仕事をしている身としてとても嬉しく思います。

かれこれ十何年前…自分が学生の頃友達と着物でお出かけをすると言う発想は無かったですし、そんなお店も殆ど無かったと思います。
成人式の時にいきなり初めて本格的な着物に触れ、歩く時はこうしないと!あれをしちゃダメ!これをしちゃダメ!メイクがつかないようになど色々教えて貰いましたが訳がわからないまま1日が過ぎた記憶があります。

それを思うと今は多くの方達にとって着物がとても身近なものになりましたね。

とは言え着物を着た時の所作をしっかりと教えて貰える機会はまだまだ少なく、お客様から○○する時はどうしたら良いですか?○○するのが難しいのですがどうしたら良いですか?と色々な質問をいただきます。

せっかく着るなら一日綺麗に着ていたい!全力で着物を楽しみたい!と思って下さっているからこそ気になる事だと思います。

そこで今回は、お客様からの良くある質問とその内容についての正しい所作や気を付けておきたい事をいくつか紹介させていただきます!

◎質問件数NO.1
Q.お手洗いはどうやって行ったら良いですか?もしかして無理なんでしょうか?

A.もちろん行けます!着物の裾の下の方→長襦袢→裾よけ(肌着)を一枚ずつめくって3枚重ねて両手で持ち、腰まで持ち上げます。
しっかり帯に挟み込むと楽ですが、難しい場合は落ちてこないように注意して下さい。
そのまままとめて下ろしてしまうと足元がゴロゴロしてしまうので、引っ張り過ぎない程度にシワを取りながら一枚ずつ元の状態に戻します。

ワンポイントアドバイス
出来れば和式よりも洋式の方がおすすめです!和式しかない場合は袖も汚れないように気をつけて下さいね。

着物 裾

◎NO.2
Q.草履を履くとうまく歩けません。正しい歩き方ってありますか?

A.背筋を伸ばしいつもより少し内股気味で歩幅を狭めに歩きます。草履の底が痛まないように引きずったりズルズルと音を立てないよう意識して下さい。普段のお洋服(スカートやズボンなど)の感覚で大きめの歩幅で歩いてしまうと着崩れの原因になってしまうのでご注意を。
足はまっすぐ前に出すようにすると裾が乱れにくく歩きやすくなりますよ。

ワンポイントアドバイス

歩く時荷物は出来るだけ左手で持ってみて下さい。
着物の前がヒラヒラとめくれてしまいやすいので右手で軽く押さえると上品できれいな歩き方になります。
何気ない仕草ですが、これをしていると着物で仕事をされている方から一目置かれますよ。

和服

◎NO.3
Q.写真を撮る時どのようにポーズをとれば良いでしょうか?

A.基本的には袖口が見えない・着物の裾が乱れないように気をつけて貰ったら自由なポーズでOKです!

ワンポイントアドバイス

大人っぽい雰囲気や少しかしこまった写真を撮りたい時は、おへその少し下辺りで指を揃え軽く手を重ね体の中心に力を入れて少し内股気味に立ち片足を軽く後ろにずらすとより美しい立ち姿になるのでぜひやってみて下さい。

着物

Q.階段や段差の上り下りが大変です!コツはありますか?

A.いつもの洋服通り上がろうとすると裾を踏んだりして裾が汚れてしまうので、足をあげる時、着物の前側を軽く持ち上げましょう。
下りる時も同じように前側を少しつまむようにすると裾が段差に当たることなくスムーズに下りることができます。
ただし、あまり持ち上げすぎるとふくらはぎ位まで見えてしまうので少しで大丈夫です。

ワンポイントアドバイス
体は正面ではなく少し斜めに向きゆっくり一段ずつ上り下りすると歩きやすいですよ。

着物

◎着崩れ編
Q. 胸元や腰周りが着崩れしやすいです。どうしたら良いですか?

A.一番簡単な方法は、頭の先から爪先まで一直線になることをイメージして背筋を伸ばして立ってみて下さい。それだけでだいぶ着崩れしにくくなります!
猫背や下腹を前に出してしまう立ち方は胸元や腰周りの着崩れの原因の一つなので、着物を着る時は少し意識してみて下さい。

ワンポイントアドバイス

もし衿が浮いてしまってどうしようもない時は、下前の身八つ口(左脇の開いている所)から左手を入れ衿の先を斜めに引き、前は右手で腰辺りにある衿先を引き乱れたおはしょりを直します。

着物

Q.腕を上げたら着物が出てきて戻りません。脇がぶかぶかしてしまいましたが直せますか?

A.直したい方と反対の手で出てきた部分を胸ひもに挟み込みます。ただしこれはあくまで応急処置のため、またすぐに出てきてしまうでしょう。
普段の洋服の感覚のまま手を上げてしまうと袖口が下がって二の腕が丸見えになってしまいます。
もちろん腕を上げてはいけないという事はないのですが、着物は基本的に腕を大きく上げる事を前提に作られていないので真上に手をあげてしまうと着物の脇が上がってしまい、胸元の着崩れの原因にもなります。出来る限り腕を大きく上げることは控えた方が良いかもしれません。

ワンポイントアドバイス

食事をする時や物を手に取る時など必要な時はあげたい方と反対の手で軽く袖口を押さえて控えめに手を上げると、袖が食事や物に当たることなく汚れないので安心です。また、そっと手を添えるだけなのに着物を着慣れた感じが出るので覚えておくと損はありませんね。

着物 所作

長くなりましたが、少し気をつけるだけで一日中着物を綺麗に着続けることが出来ますし、周りの方たちからも素敵な着物美人!可愛い着物女子!!と思って貰えること間違いなしです!

もちろん全てを必ず守らないと着物を着てはいけないと言うことではありませんのでご安心下さい。

一番大切なのは、着物姿を楽しんでいただくこと・好きになっていただくことです!
昔からのルールやマナーはもちろんありますが、時代は変わり新しい事を取り入れる事も大切だと私は思います。
例えば、昔から着物を着る時アクセサリーをつけてはいけないと言われています。なぜつけてはいけないのか、本当は高価な着物を傷つけないためという理由があります。ですが、ピアスやイヤリングをつけて写真を撮ったら絶対に可愛いですし気分も上がりますよね!着物を着て、誰よりも可愛くなって頂きたいです!

私たちレンタル着物岡本では、少しでも多くの方々に気軽に着物を着ていただきたい気持ちから半幅帯を基本のプランとしており帯結びがリボンの様になるので可愛く着ることが出来ます。
また、汚れを気にせず着ることが出来る洗える着物からアンティーク感のある正絹(シルク)のものまでたくさんの種類がございます!
上品かつ大人っぽく着物を着たい方には名古屋帯もご用意しております。同じ着物でも帯の種類が変わるだけで雰囲気が大きく変わります!
更に、もっと自分らしさを出して好きな着物を好きなように、可愛い着物コーデをしたい方にはレースやブローチなどの小物をたくさんつけることが出来る【DECOCOプラン】をご用意しております!
昔からの着物のイメージをガラッと変えて、おしゃれに今っぽく。でもレトロ感も欲しい方には特におすすめです。

ぜひ、沢山の着物・帯・小物の中から、自分だけのコーディネートを探しにレンタル着物岡本にお越しくださいませ。
皆様の大切な思い出づくりのお手伝いをさせていただきます。スタッフ一同心よりお待ちいたしております。

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着物の歴史、着物のマナーや常識など、様々な着物の特集を掲載いしています。知っていると安心できるコーディネート方法などもご案内していますのでご覧いただいていると着物でのお出かけが少し楽しくなるかもしれません。