特集・コラム

特集・コラム

小紋の着物と帯合わせ

小紋の着物と帯合わせ

2021年05月17日

着物には、いろいろな種類があります。
今回は、その中の小紋についてご紹介いたします。

小紋とは

細かい模様が全体的に入っているオシャレ用の着物です。
同じ模様が同じ方向に繰り返し入っており、カジュアルに着られるデザインになっているのが特徴です。
 
大きく分けると江戸小紋・京小紋・加賀小紋の3つがあります。

江戸小紋

「江戸小紋」は江戸時代の大名が正装時に身に着けていた着物が発祥です。
当時の大名たちは、模様の豪華さで張り合っていました。のちに幕府から必要以上に豪華に見せるのを規制されたため、
一見すると無地に見えるほどに小さく細かい装飾に変わっていきました。
江戸小紋三役と呼ばれる模様
• 鮫:鮫肌のような細かいデザインです。遠目に見ると無地に見えるほどの細かさが特徴です。
• 行儀:小さなドット柄で、行儀よく斜めにお辞儀をした形が由来と言われています。
• 角通し:小さな正方形が縦横に連続して配置されています。縦にも横にも筋を通すという意味を持つそうです。
小さな模様をあしらうには緻密な作業が必要なため、当時としては非常に高度な技術力を生み出しました。

京小紋

「京小紋」はその名の通り、京都で広まり地位を確立しました。型染めと京友禅の技術を合体させたもので、
明治時代に入って流行したとされています。
模様の大きさが比較的大きいのが主流で、華やかな印象を与えるのが特徴的なポイントです。
複数の型紙を使用して染められており、彩りも鮮やかです。

加賀小紋

「京小紋」の影響を受けて石川県で作られたのが「加賀小紋」です。
手描き友禅と型友禅がありますが、どちらも 加賀友禅の技法が取り入らえています。
「江戸小紋」の影響を受けて作られた「加賀小紋」も石川県にはあります。

小紋の選び方

小紋を選ぶ時のポイント

小紋は着物の中でも気軽に着られる和服です。そのため、ちょっとした外出などに1つ持っているだけで非常に重宝します。
また素材や柄によって、普段使いからセミフォーマルと選択肢に幅があります。
例えば、格式を考えない次のような場面で着用が出来ます。
• お稽古ごと
• 観劇
• 同窓会
• 食事会
• 卒業式(袴と一緒に)
その日の気分で好きなデザインを選択して楽しむことが出来ます。

季節で小紋の柄を楽しむ

もう1つの特色として、季節ごとに幅広く楽しめるという点があります。
柄が多種多様なので、いろいろな場面に合わせて日本の四季を身に纏えるのが魅力です。
お花も、以下のとおり季節ごとに分けられます。
• 春:桜、梅、藤、牡丹
• 夏:あじさい、朝顔、桔梗
• 秋:もみじ、菊、萩
• 冬:椿、松
様々な植物が組み合わさったデザインなら、時季を気にせず1年を通して着られます。
季節やイベントを考慮し、用途により柄を選んで楽しんでください。
植物以外には、以下の柄があります。
• 幾何学:格子柄や縞など図形や直線を使って表現された柄
• 文字:寿や福などの縁起の良い意味を持つ文字を組み合わせた柄
• 動物:鳳凰や龍など、希望や願いを込めた架空の動物が描かれた柄
• 縁起物:打ち出の小槌や矢羽など、縁起物がデザインされた柄
• 生活用具:扇子や鼓などの生活道具をあしらったデザイン
どれも基本的には、おめでたい意味や縁起の良さを表しており、ポジティブなメッセージ性があります。


小紋は、同じ模様が繰り返し入った普段使いの着物で、 江戸小紋、京小紋、加賀小紋の3種類があります。
フォーマルな場面には適していませんが、紋付の江戸小紋なら準礼装として使えます。
結婚式には紋付の江戸小紋なら大丈夫ですが、留袖や振袖などを選ばれるのがお勧めです。
小紋は気軽に着られるのが最大の特徴なので、自分の好みで色んな柄が楽しめます。

帯の選び方

小紋の着物に合わせる帯は、半幅帯や名古屋帯などを合わせます。
用途に合わせて選びます。

半幅帯

半幅帯は、細帯の中でよく使用されている帯のひとつです。
帯の幅が狭いのが特徴でおよそ16㎝あり締め付けもそこまで感じません。
小袋帯という二枚の生地の端を縫い合わせた袋状の半幅帯もあり
表裏どちらにも、模様があるため背中から見ても正面から見ても素敵な帯結びに仕上がります。
締め付けが強くないためカジュアルなシチュエーションで使われる帯です。

名古屋帯

名古屋帯の特質は、帯がシンプルに作成されており、手軽に結べる帯です。
帯幅は、約30㎝と広めです。
半幅帯よりも寸法が長いです。
名古屋で作られ、販売し始め全国に的に広がったことがきっかけです。
名古屋帯と半幅帯の違いは、寸法の他にもいくつかあります。
半幅帯の際、小紋・浴衣に使われます。
名古屋帯の際にも、小紋・浴衣などに使われます。
半幅帯より少し堅いシチュエーションでも使われ金糸や銀糸を用いて豪華な柄が織だされた名古屋帯などは、セミフォーマル の装いに使われることもあります。

同じ小紋の着物でも、帯の合わせ方により、全く違う雰囲気になります。
用途に合わせて、いろいろな場所で着物ライフを楽しみましょう。

レンタルきもの岡本では、600着以上の着物とたくさんの帯の中から
何通りものコーディネートが楽しめます。
迷われたときは、スタッフが一緒にお着物選びをお手伝いさせていただきます。
自分だけのオリジナルコーディネートを考える時間は、とても楽しいです。
着物を選ぶ楽しさ、着物を着る楽しさを体験しに是非お越しください。
皆様のご来店をスタッフ一同お待ちしております。