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着物っていつ着るの？日常から特別な日まで、着物の装いガイド

2025年12月27日

着物ってイマイチどんな場所に着て行くのが相応しいのか悩む時ってありませんか？
カジュアルな着こなしができるものからフォーマルな着物まで、シーンに合った着物をご紹介いたします！

着物の種類

冒頭でお話ししたカジュアルな着物やフォーマルな着物ってどんな種類があるかご存知ですか？
洋服と同じようにちょっとしたお出かけの時に着るもの、式典や冠婚葬祭の時に着るものと種類が異なります。

小紋／名古屋帯
訪問着　
振袖
留袖

今回は小紋／名古屋帯、訪問着、振袖についてご紹介します。

小紋と名古屋帯

散策用の着物としてレンタルのお店でよく見かけるのが『小紋』と呼ばれる種類の着物です。小紋とは生地全体に柄が施されており、華やかでおしゃれな印象を与えます。
小紋の着物はデザインや合わせる帯によってはカジュアルにも少しフォーマルよりにも着こなすことができます。

特にカジュアルな着こなしになるのが小紋×半幅帯。
例えば散策や美術館や展覧会など、洋服のようにおしゃれ着の感覚で一番手軽に着物を楽しんでいただけます。
最近は好きなアイドルのメンバーカラーや、キャラクターの色味にあわせてコーディネートして推し活で着物を着られる方もたくさんおられます！

お店のインスタグラムなどでも推し活コーデなど紹介しておりますのでぜひご覧ください♪

少し品格を上げて着こなすなら落ち着いた色味や細かく上品なデザインが施された小紋に名古屋帯の組み合わせ。半幅帯でのリボン結びとは違い四角いお太鼓結びになるので、雰囲気が変わり大人っぽく上品な着こなしになります。
例えばお茶会やパーティー、舞台の観劇など少しかしこまった場所に着て行くのにオススメです。

フォーマル着物とは

フォーマル着物は結婚式や式典など、改まった場所で着る特別な着物です。
女性は黒留袖や振袖が正式とされ、訪問着や色留袖はお祝いの席で幅広く着られています。

洋服で例えると黒留袖・振袖→イブニングドレスや正礼装のドレス
色留袖・訪問着→フォーマルなワンピースやセミフォーマルドレスとなります。

家紋や柄、帯や小物の合わせ方によって装いの印象が変わるのも着物の魅力です。

ここでは振袖と訪問着をご紹介します。

振袖について

正装の着物のなかで特になじみがあるのが振袖かと思います。
振袖とは未婚女性の第一礼装で最も格式高い晴れ着と言われており『新たな社会的役割への準備』を意味しています。
色鮮やかな柄や豪華な帯結びはその人らしさを表す大切なポイントになります。
最近ではお母さんが着ていた着物を着用するママ振りも人気ですね！

そんな振袖ですが成人式以外に着用できる場として
結婚式
初詣
卒業式
記念式典/表彰式　など
格式の高い場所や節目のタイミングなどで選ばれる振袖は格調の高さと華やかさが映え特別感のある装いになります。

ただ結婚式の参列で着用するなら派手過ぎるものなどは洋服と同じでNGな場合もあるので、シックな色味やトーンが落ち着いたものを選ぶのがおすすめです。
たとえばネイビー系や深みのある赤など上品なイメージのある色味や白やゴールドなどは避けた明るいトーンなどが好ましいといわれます。

訪問着について

最後にご紹介するのは訪問着です。
訪問着と聞いただけでどんな場所に着て行くのか、着物に馴染みがない場合少し難しいですよね。

訪問着は振袖のように『未婚の女性しか着られない』などの決まりが無く、格式と華やかさのバランスがいい訪問着は様々な場所で着用することができ「一枚持っておくと便利な着物」として知られています。

たとえば結婚式・披露宴で親族ではなくゲストして出席する際に適しており、袋帯にすることでさらに格式ある装いになります。
他に入学式や卒業式、結納や両家の顔合わせなどきちんと感が求められる場面でも安心して着用ができます。

訪問着の魅力は合わせる帯や小物によって印象を調整できるところがポイントです。
袋帯を合わせれば格式が高く、名古屋帯を合わせれば程よくカジュアルダウンできるため舞台などの観劇やお茶会ホテルなどでの会食同窓会などにも着用することができます。
「何を着たらいいか悩む場面」で頼れる存在であり季節や場面に合わせてコーディネートも楽しめる点で長く愛されています。