
特集・コラム

夏の着物で涼しい着こなし
はじめに
日本の夏は蒸し暑く、湿度に包まれます。そんな気候な中でも、見た目に涼やかな衣服があります。それが、「夏着物」と「浴衣」です。
夏の陽ざしの中で、涼気に映る和装姿、夏に着物をまとうととても魅力です。どちらも夏に楽しめる和装ですが、用途や装い方に違いがあります。素材、着方を工夫すれば、快適に過ごす事ができます。
「夏着物」と「浴衣」の違いを、そして日本の暑さを心地よく過ごすための着こなしをご紹介します。
夏に着るのは着物?浴衣?何が違うの??
☆夏用の着物には夏着物と浴衣があります。
一見すると似ている「夏着物」と「浴衣」
どちらも日本の伝統的に衣服にみえますが、いくつかの違いがあります。
夏着物とは?

夏着物は、浴衣よりもフォーマルで上品な装いです。
裏地を省いた仕立てや肌に優しい素材で作られた物です。
素材は絽(ろ)、紗(しゃ)、麻(あさ)など透け感のあるもので、長襦袢を中に着て重ね着します。
見た目は通常の着物と変わらなくても、織りに隙間がある軽やかな布が使われ気心地や風を通しやすさを、重視して工夫された夏の和装スタイルです。
着方は、本格的な着物と同じで肌襦袢と長襦袢を着た上に着物を重ね、帯も名古屋帯などを使用します。足元は、足袋と草履が基本となります。
浴衣とは?
日本の夏のカジュアルな着物で、ラフなスタイルです。
素材は、綿やポリエステルなど通気性の良い物が主流で着方も比較簡単です。
肌着の上に直接浴衣を着て、帯も半幅帯の帯や兵児帯で用いて結びます。
足元は、素足に下駄という、ラフで動きやすいスタイルです。
☆夏は、軽やかさ、通気性がポイントですね!!!

夏着物と浴衣の違いとは?
◎夏着物の素材と特徴
・絽の着物
素材・・・。透け感のあるうすい生地で織り目に隙間がありうっすらと透けます。
特徴・・・風が通りやすく見た目も涼しげです。
・紗の着物
素材・・・絽よりさらに透け感がありシャリっとした肌触りです。
特徴・・・とても軽くて通気性抜群です。カジュアルな印象で動きやすい。
・麻の着物
素材・・・通気性・速乾性にすぐれた天然素材です。
特徴・・・汗をかいても乾きやすく、はりつかない。
透ける素材や涼感のある色使いで、夏の上品なオシャレを楽しめます。
◎浴衣の素材と特徴
気軽に楽しめる夏の着物で、下に襦袢を着ない1枚仕立ての綿素材です。
足元は素足に下駄です。
・綿素材
素材・・・通気性・吸湿性が良く汗をかいても快適で肌ざわりが優しいです。
特徴・・・肌にやさしく着心地がよく 洗濯機で洗えてお手入れが簡単
・ポリエステル素材
素材・・・化学繊維で作られた浴衣、しわになりにくく、すぐ乾く。色落ちしにくいです。
特徴・・・軽くて丈夫、雨でも安心、リーズナブルで種類が豊富です
◎帯の種類
夏着物には・・・
・絽・紗の名古屋帯など薄くて透け感などもあります。
浴衣には・・・
・半幅帯
もっともポピュラーの浴衣帯です。軽くてアレンジ(リボン・方流しなど)しやすい帯です。
そして、種類・柄が豊富です。また、コーディネートが楽しめます。


・兵児帯・・・
柔らかくふんわりと巻ける帯で浴衣に合わせやすいです。

・小物・・・ リボン感覚で結べるので、初心者の方にも人気です。
しわ加工タイプは結ぶと華やかになり映えます
着物の他には、涼をとるための扇子やうちわなどアクセントになります。
日差しが強い日は、日傘も必需品です。
ヘアースタイルも首元をすっきりアップすると体感温度が下がり見た目も涼しげになります。
終わりに
着物の特別知識がなくても、まずは涼しさと着心地を意識して選ぶことで着物は身近になります。
ぜひ今年の夏は、 自分の好きなコーディネートをして街歩き、散策してみてはいかがでしょうか?
京都ならではの思い出づくりに、レンタル着物岡本で夏ならではの着物や浴衣をお召しになり散策してみてはいかがでしょうか?
【この記事の著者】
レンタル着物岡本 清水東山店
〒605-0855 京都市東山区辰巳町110-9
TEL: 075-533-8900
HP: www.okamoto-kimono.com
Instagram: rentalkimonookamoto
Tiktok: @rentalkimonookamoto
Facebook: Facebook/rentalkimonookamoto
X(旧ツイッター):@okamotokimono
lit.link: lit.link/rentalkimonookamoto
レンタルきもの岡本 伏見稲荷店

〒612-0807 京都市伏見区深草稲荷中之町45-1 / 46-2
電話 075-634-8900 / FAX 075-634-8901
E-mail fushimiinari@okamoto-kimono.com
最寄り駅:JR稲荷駅/京阪 伏見稲荷駅
レンタルきもの岡本 八坂神社店

〒605-0073 京都市東山区祇園町301-1
電話 075-532-0510 / FAX 075-532-0511
E-mail yasakajinja@okamoto-kimono.com
最寄り停留所:市バス 祇園 停留所
レンタル着物岡本 嵐山店

〒616-8374 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺北造路町48-4
電話 075-950-0805 / FAX 075-950-0806
E-mail kyotowest@okamoto-kimono.com
最寄り駅:嵐電嵐山本線 嵐山駅/JR嵯峨嵐山駅
レンタルきもの岡本 本店

〒605-0846 京都市東山区五条橋東六丁目546-8
電話 075-532-1320 / FAX 075-533-8910
E-mail honten@okamoto-kimono.com
最寄り停留所:市バス 五条坂 停留所
レンタルきもの岡本 清水店

〒605-0862 京都市東山区清水2丁目237-1-1
電話 075-525-7115 / FAX 075-533-8960
E-mail kiyomizuzaka@okamoto-kimono.com
最寄り停留所:市バス 清水道 停留所前
レンタルきもの岡本 清水東山店

〒605-0855 京都市東山区辰巳町110-9
電話 075-533-8900 / FAX 075-533-8910
E-mail kiyomizuhigasiyama@okamoto-kimono.com
最寄り停留所:市バス 清水道 停留所前
レンタルきもの岡本 祇園店

〒605-0072 京都市東山区鷲尾町523
電話 075-531-7890 / FAX 075-531-8383
E-mail gion@okamoto-kimono.com
最寄り停留所:市バス 祇園 停留所
当店で発信している浴衣の記事をご覧いただけます。

夏に着ると言えば浴衣!その浴衣についてのお話をコラムとして掲載しています。浴衣を着る機会がある方、または浴衣を着てみたい方、浴衣に興味がある方は、ぜひご覧ください。
当店や京都、着物にまつわる特集記事をご覧いただけます。

正しい着物のコーディネートや、和装文化特有の常識、京都に関する豆知識や地域情報などをご紹介しています。観光に来られる際に知って頂いていると楽しめるような記事もありますので、京都遊びの前にぜひご覧ください。
当店で発信している着物の記事をご覧いただけます。

着物の歴史、着物のマナーや常識など、様々な着物の特集を掲載いしています。知っていると安心できるコーディネート方法などもご案内していますのでご覧いただいていると着物でのお出かけが少し楽しくなるかもしれません。