特集・コラム

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着物の所作ってどうするの? これだけ知っていれば安心です!!

着物の所作ってどうするの? これだけ知っていれば安心です!!

立体的に裁断してある洋服とは違い着物は布を直線的に裁断して紐で結んで着るものです。
洋服を着ているときと同じような動きをしてしまうと、着崩れしてしまう場合もあります。
そんなときに簡単にできる着物の所作をご紹介いたします
 
 
着物を着て京都観光!「あっちこっち見たり食べたり、思いっきり楽しみたいけど、食事のときはどうしたらいいの?雨の日でも大丈夫?トイレはどうしたらいいの?」そんないろんな不安にお答えします!

綺麗な立ち姿

綺麗な立ち姿

着物を着ると、自然に背筋がピンと伸びて気持ちも凛としますよね。
少しポーズを変えるだけで、着物の美しさがより際立ちます。
着物の立ちポーズのコツを実践して着物美人になりましょう♪

すらりと綺麗に見える立ち姿

・背筋をピンと伸ばして真っ直ぐ上に引っ張られるようにしましょう。
・手は帯の下で両手を重ねましょう。
・足元は、片足を少しだけ引いて両つま先をやや内側にしましょう。
 
この三つをするだけで写真姿も綺麗に撮れます!!

歩き方はおしとやかに

歩き方はおしとやかに

歩くときも綺麗に見せたいですよね。
洋服のときより気持ちゆっくり歩かれたほうがおしとやかにみえます。立ち姿と同じように背筋をピンと伸ばしたまま、足の指に力を入れ草履はかかとを引きずらないようにするとスマートです♪

歩き方はゆっくりとおしとやかに

・ややつま先を内側にして歩きましょう。
・広い歩幅で歩いてしまうと足首の上の方まで見えるので気をつけましょう。
 
草履での歩き方も覚えておくと安心ですね。
散策では、あちらこちら行きたいのでたくさん歩き回ったりもしますよね♪

階段の昇り降り

階段の昇り降り

私たちの生活の中で階段は日常的なものです。
着物を着ているからといって階段の昇り降りは避けられませんよね(^^♪
普段のロングスカートを着ているときも、全体を持ち上げたりするのと同じで、
着物のときも裾を踏まないように持ち上げますが、この際に前も後ろもしっかり握り持ち上げてしまうと見た目もきれいではないです。また、中に着ている襦袢や肌着が見えてしまいます着物のときでもスマートに昇り降りしたいですよね!

スムーズな階段の昇り降り

・着物で階段や、段差がある時は、裾を踏まないように気を付けましょう。
・片手で着物の上前を少しつまんで裾を持ち上げましょう。つま先に体重を乗せるようにしてバランスをとって上がりましょう。
・下るときも同じように着物の上前を少しつまんで裾を持ち上げましょう。
・あまり持ち上げると足首の上の方まで見えてしまうので気をつけましょう。
 
洋服のときは軽快に登れる階段も着物のときは、優雅スムーズにすると女子力アップになりますね♡

手を上げるとき

手をあげるとき

日常で手を上げる動作も沢山あります。
携帯電話をするときや、電車やバスのつり革を持つときなど、様々な場面で手を上げたり
することがあります。
上げた手の袖口が肘まで下がって腕が見えてしまうとあまり美しくありませんよね!

上品に手をあげるコツ

・手を上げた袖口を、もう片方の手で二の腕が見えないようにおさえましょう。
・脇はあまり上げない方が綺麗です。なるべく脇は閉めたまま腕だけ上にあげましょう。
 
 
電車やバスの場合は、つり革を使わずに手すりを持った方が楽な姿勢になります。
手を上げる際にも気を配ると、こなれ感がでます。
簡単にできるので行ってみてくださいね♪

しゃがむとき

しゃがむとき

着物を着てしゃがむ時は、少し難しい気がしますが、大丈夫です!
地面や床にある物を持ち上げたり拾ったりするときもありますよね!

着崩れしないしゃがみかた

・着物の上前を少し持ち上げてから腰を下ろし、片方の足を半歩後ろに引いてしゃがみましょう

草履を履くとき

草履を履くとき

普段から履きなれている靴とは違い、履きなれてない草履を履いたり脱いだりするときも、
ちょっとしたコツがあります!

草履は滑り込ませるように

・履くときは片方ずつ草履に滑りこませるようにしましょう。
・脱ぐときも片方ずつ後ろに滑らしながら外しましょう。
・草履を後ろ向きで脱ぎ、玄関に上がらないようにしましょう。
・草履を揃えるときは、玄関に上がってから体を向き直して揃えるましょう。
 
草履はかかとが少し出るぐらいが歩きやすいです。

車に乗るとき

車に乗る時

移動に自家用車や、タクシーを利用する場合もありますよね。
そのような時でもあわてずスマートゆっくりと乗るコツがあります!

車にのるときはおしりから

・ポイントは『お尻から座る』!まずはいきなり足から車内入らずお尻から入るようにしましょう。
・シートに腰を下ろしたら裾と上前を抑えましょう。
・両足を回転させて中にいれましょう。
・シートに深く座ると、帯をつぶしてしまうので注意しましょう。
 
振袖は袖が長いのでそちらも気をつけなければなりません。
袖を体の前で両袖を合わして持ってからお尻から乗り回転して下さい!

食事のとき

食事のとき

着物で食事のとき言えば「食べられるのかな?」「汚したらどうしょう。」など、心配になりますね。正絹の着物ですと汚れが落ちなくてシミになることもあります。この頃はポリエステルなど洗える着物もたくさん出てますが、最初から汚さないことに越したことはありませんよね。また気を付けてる所作そのものが周りからは素敵に見えますので皆さんぜひ実践してみて下さい。
椅子の座り方やハンカチの使い方を覚えて旅先で一番の楽しみである食事を楽しんで下さい(^^♪

食事の時の所作のコツ

・帯がつぶれないよう椅子に浅めに腰かけましょう。
・小さい荷物でしたら背中の開けてるスペースに置いてもいいでしょう。
・座るときは、中の襦袢が見えないように両ひざを閉じてつま先は揃えて裾が開き過ぎないように気を付けましょう。
・テーブルの上にあるグラスやお皿を受け取る場合は、片手で袖口を軽く抑え、袂に汚れがつかないように注意しその時腕がむき出しにならないように気をつけましょう。
・大判のナプキンやハンカチは『わ』のほうが帯の方にくるように手前におき膝にかけましょう。衿や帯に挟み込んでもOKです。
・テーブルのグラスや小鉢などを取る場合は、裾を汚さないように片方の袖口を押さえるようにしましょう。
 
・グラスやコップは、底に水滴がたまりやすいので手元の持ってこられるときは底を拭いておきましょう。
 
簡単!!ハンカチを持っているだけで、食べ歩きやカフェめぐりなど、心配なく満喫できますよね(*’▽’)
お洒落なレストランでは、テーブルマナーや食事のときのちょっとした仕草が美しい着物姿をより引き出されて見えますよ♪

雨の日でも楽しんじゃおう♬

雨の日でも楽しんじゃおう

楽しみにしている日程予定や計画を雨の日だからと変更や中止にしたくないですよね。
大丈夫です!!
雨の日だからこそ楽しめることだってたくさんありますよ(*’▽’)

雨の日のポイント

・雨の日は滑らないように普段以上にゆっくりあるきましょう。
・裾が汚れやすいので階段の昇り降りは上前を持ち上げて裾を踏まないように気をつけましょう。
・傘は少し大きめの方が肩や帯が濡れにくいでしょう。
 
雨の日に、着丈を少し短めに着付けてレインブーツを履かれるとお洒落で可愛くなります(*’▽’)雨の日だけではなく、晴れの日にショートブーツやサンダルを履いてもおしゃれで可愛くなりますよ♪
おもいっきり楽しんで満喫できますよ!!

トイレにいくとき

トイレにいくとき

やはり一番心配なのはトイレですよね!!
着物を着ているからと我慢しないでください。
簡単なコツがありますので安心です!

トイレの時のコツ

・着物の裾を一枚ずつ持ち上げて帯に挟み込みましょう。
・一度に持ち上げる場合は、着物、襦袢の前の裾を一枚ずつ左側は左手で右側は右手で着物と襦袢の裾をまとめて持ち上げましょう。
・帯の高さくらいまでめくりあげたら帯に挟む。裾が簡単に落ちてしまわないようにある程度しっかり挟みましょう。
・振袖の時は、袖も長いので上前で両袖を合わせて持ち上げましょう。
トイレに行かないわけにはいかないので、慌てないように早めに行くことをオススメします(^^)!

トイレのコツ

トイレが終わりましたら、裾を直します。今度は開けたときは逆に
肌着、襦袢、着物と一枚ずつ重ねていきます。
最後に、帯の下にあるおはしょりが上がってないか確認してください。

まとめ

着物は、日本の伝統文化です。
古くは日常的に着られていましたが、現在においてはお宮参りや七五三、成人、結婚式など、
人生の大切な節目に着用されます。
着物を着ると自然に所作ができてしまうのは、幼い頃からこれらの着物を着たり、見たりした記憶がどこかにあるのかもしれませんね(^^♪
時代とともに着物も変化しています。レースの着物や、小物類もいろんな形やデザインの物もたくさんあります。むずかしく考えないで着物スタイルを、思いっきり楽しんでください。
岡本では、古くから伝わる伝統的な着物から、変化していく今時な着物や着こなしまで、
お客様に満足いただけるようにお手伝いさせて頂きます。


【この記事の著者】
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